システムキッチンのリフォームの際に気を付けること

キッチンは、リフォームする際に、こだわりを実現させたいことが多い部分です。そして、期待値が大きいだけに、後になって失敗したと感じることも多くなりがちです。キッチンの使い心地を大事にしたい方は、システムキッチンを選択するケースが目立ちます。

システムキッチンは、メーカーが様々な生活スタイルを入念に調査して、動線や調理器具の収納を考慮して作られているからです。そして、システムキッチンは一昔前に比べて進化し、生活スタイルに合わせていろいろな形を選ぶことができるようになっています。

システムキッチンリフォームを行う場合は、キッチンのスペースに見合ったものを選ぶことが大切です。従来からあるI型と呼ばれるシンクやコンロ、調理スペースをすべて横一列に配置したものやL字型に配置するものは、比較的狭いスペースに配置するのに便利です。そして、収納スペースが多く取れるII型やU型は広めのスペースが必要となります。

また、キッチンを壁から離して設置するタイプのアイランド型やペニンシュラ型もスペースを必要とするシステムキッチンです。

さらにシステムキッチンリフォームで考えたいのが、使い勝手です。使い勝手の良し悪しを決めるポイントの一つは、動線です。キッチンで作業しているときに前後左右に複雑な動きをしなければならないと、キッチンでの作業が苦痛になってしまいます。また、スムーズに動けるものの、動く距離が長いと疲れを感じやすくなります。それで、シンクからコンロまでの距離と、シンクから冷蔵庫までの距離が、それぞれ1メートル強から2メートル前後となるように配置するのがベターとされていることを頭に入れて選ぶと良いでしょう。

また、作業スペースの広さや高さも考慮したいポイントです。作業スペースが狭いと感じるのは、収納スペースが狭いため、調理器具が作業スペースを占領してしまうことも関係します。

そのため、自身の持っている調理器具の多さと収納スペースがあっているかを確認しておくことも大切です。

そして、作業台の高さは人によって心地よさが違うため、展示場などで高さを確認しておくと良いでしょう。